石巻市二俣地区にある大森城跡は、二俣小学校裏から谷津地区に至る東西約600m、南北約250mにも及ぶ大規模な中世山城で、鎌倉時代に桃生郡の領主となった山内首藤氏の居城とされる(紫桃正隆著、史料仙台領内古城館・第2巻)。しかし、山内首藤氏が大森城に居住した形跡が薄く、早くから七尾城を拠点にしていた可能性もあり、今ひとつはっきりしない。大森城址を散策しようと思ったが、杉木や雑木に阻まれ思うように歩けなかった。中世山城の特色をよく残しているようなので、散策できるようにしてくれるとありがたいのだが・・・。
県道沿いにある大森城址の案内板。標柱は折れたままになっている